これぞ日本の宝・珠玉の浮世絵名品展

―師宣・政信・春信から北斎・広重までー

 

 

 江戸の大衆文化「浮世絵」が、1680年代の菱川師宣から、奥村政信・西村重長らの揺籃期を経て、多色摺錦絵の鈴木春信を生み、湖龍斎・文調から歌麿・清長・栄之・写楽・春章・豊国などの黄金期を迎え、役者・美人画の浮世絵本流に加え、新たに風景画の北斎・広重が加わり、国貞・国芳らが江戸浮世絵師の最後を飾る、1860年代までの180年間にわたる「これぞ浮世絵」の名品を展示いたします。何卒ご高覧下さい。

 なお、当資料館開設以来16年間、川崎南部の文化拠点として、皆様にご来館いただきましたが、本年10月新ビル建設のため閉館いたし、違った形で皆様のご期待にお応えいたしたいと存じます。

 ここに永年のご愛顧を心から感謝申し上げ、御礼のご挨拶といたします。

 

                       公益社団法人 川崎・砂子の里資料館

                              館長 斎 藤 文 夫